最高時速60kmを超えるスピードが魅力の自転車競技。一般道を使用する「ロード」という種目と、競技場内でバンクという傾斜を走る「トラック」の2種目があります。
さらに、ロードには「タイムトライアル」、「ロードレース」の2つの競技があり、トラックは「個人追い抜き」「タイムトライアル」「スプリント」の3つがあります。
選手は障害の種類と使用する自転車によりCクラス(切断、機能障害、麻痺などの四肢の障害)、Tクラス(麻痺などの重度の四肢障害)、Bクラス(視覚障害)、Hクラス(下半身不随など)の4つのクラスに分けられ、さらに障害の度合いにより分類されます。
障害に合わせた自転車を使用することが認められており、視覚障害の選手は、後部座席に視覚障害の選手、前部座席に健常者が乗るタンデム自転車や、下肢障害の選手は手で回して進むクランク自転車を使用することができます。
普段では考えられないスピードで駆け抜ける迫力以外にも、意表をついたタイミングでスパートをかける等の選手同士の駆け引きも魅力です。