相模原市自閉症児・者親の会(相模原やまびこ会)

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相模原市自閉症児・者親の会(相模原やまびこ会)

1.会の紹介

相模原市に在住する自閉症児・者の親が集い昭和58年4月に設立されました。
「わが子に一人の人間として、生まれ育った地域であたりまえの生活を実践させてあげたい」との思いから、自閉症児・者の福祉向上のため一般社会の理解と協力・支援を得る様々な活動を展開するとともに、会員相互の親睦を深める活動も実施しています。

2.活動紹介

(1)総会

年1回開催され、会の1年間の活動内容を内外に明らかにします。

(2)定例会

年4回開催されます。会員が集い、活動について話し合いながら親睦をはかっています。

(3)会報発行

会の活動や決定事項の報告、情報、楽しいコラムなどを掲載し、年4回発行しています。

(4)ホームページの運営

会の情報をホ-ムページで発信しています。http://sagami-yamabiko.jpn.org/
相模原やまびこ会HP

(5)講演会

年1回開催します。会員外の方も受講できます。

(6)座談会

講師を囲んでの少人数の勉強会です。会員・賛助会員限定です。

(7)サマーキャンプ

夏休みに開催しています。多くのボランティアの方々の協力を得て、自閉症児・者本人はもとより、兄弟児にも好評です。

(8)作品展

県連合会との共催で年1回開催しています。障がいの正しい理解と会の活動を広く知っていただく機会となっています。

(9)レクリエーション会

年1回開催します。好きな種目に好きなだけ参加できます。ボランティアの方々とともに楽しみます。

(10)研修旅行

年2~3回の旅行を実施しています。一泊の場合はボランティアの方の支援があります。

(11)おやじの会

保護者、施設職員、教育関係者、ボランティア、様々な立場の男性が酒を飲みながら自閉症について語り合う場です。

(12)母親懇親会

母親同士の交流を目的にした講座等を企画しています。不定期開催で、会員外の方の参加も大歓迎です。

(13)小グループ活動

少人数のグループで、1~2ヶ月に1回、ボランティアの方々の協力を得ながら外出や創作・調理などの活動をしています。

(14)勉強会

①さがみはら寺子屋:会員制です。参加については会にお問い合わせ下さい。(講師:角田みすず 氏)

(15)情報交換会

①水一クラブ:誰でも参加できる情報交換です。お気軽にご参加下さい。
②おんぷ:比較的知的に遅れの無い発達障がいに関する問題や情報を共有します。会員外の方も参加できます。

(16)福祉相談員

市からの委託により、会員外からの問い合わせに応じるために3名の福祉相談員を置いています。

(17)行政への要望

他の障がい者団体とともに、定期的に行政への申し入れを行っています。

(18)障がい関係連合体への加盟

①NPO法人れんきょう
相模原市障害児者福祉団体連絡協議会(NPO法人れんきょう)は、相模原市の障がい児者福祉団体の集まりです。共同で市行政に要望を出すほか、講演会を開催するなど一般市民への啓発活動を行っています。
②神奈川県自閉症協会
県協会は横浜市、川崎市を除く県域内の11地区の親の会の集まりです。各地区の要望事項をもとに、県行政に要望書を提出し懇談したり、各地区を巡回する作品展を開始し自閉症への理解を深める啓発活動をしています。また、毎年、福祉関係の職員、教員等を対象に「自閉症療育者のためのトレーニングセミナー」を開催し、自閉症に関わる理解を深めるとともに、療育のスキルアップ向上を目指しています。

3.相模原やまびこ会のあゆみ

出来事
1983年
(昭和58年)
相模原やまびこ会設立
1989年
(平成元年)
やまびこ作業所開所
1993年
(平成5年)
設立10周年
1997年
(平成9年)
やまびこ第2作業所開所
1998年
(平成10年)
やまびこ作業所、第2作業所を閉所し、社会福祉法人風の谷「やまびこ工房」を開設
2003年
(平成15年)
設立20周年
2013年
(平成25年)
設立30周年

4.自閉症とは

自閉症は、誤解されやすいのですが、「無口な人」や「引っ込み思案の人」のように内向的な性格のことではなく、また「ノイローゼ」や「心身症」といった心の病でもありません。自閉症は脳の情報処理機能が混乱している、生まれながらの機能障がいです。一般的には2歳~3歳頃までに診断されます。自閉症の特性として
(1)コミュニケーションの発達つまづき
(2)社会性の発達のつまづき
(3)想像力のつまづき
が挙げられます。また、その障がいの程度にも幅があります。知的能力の低い人から高い人まで様々であり、こだわりの強さや内容も千差万別ですが、皆上記の3つの特性を持っている点では共通しています。最近は、この様に自閉症という範疇に入るがその状態も一人ひとり少しづつ違ってることから「自閉スペクトラム症」と呼んでいます。
*スペクトラム:連続体と訳されます。具体的には虹のように青~紫の7色が少しづつ違いながら連続している状態です。

5.入会案内、連絡先

やまびこ会の活動に興味があり、参加してみたいと思っている人、入会を希望する方は会宛にご連絡下さい。(詳細はやまびこ会のホームページをご覧下さい)
やまびこ会のホームページアドレスはhttp://sagami-yamabiko.jpn.org/ です。
年会費は6,000円です。

6.よくある質問

Q1 やまびこ会の実施している勉強会、情報交換会にはどのようなものがありますか?
A1 勉強会としては、自閉症について幅広い理解を得るために講義と話し合い形式で行っている「さがみはら寺子屋」(登録制)があります。また情報交換会としては、誰でも参加できる「水一クラブ」、比較的知的な遅れのない発達障がいに関する情報交換会「おんぷ」があります。
Q2 やまびこ会会員ではありませんが、参加できる活動はありますか?
A2 上記の勉強会、情報交換会は会員でなくても参加できます。また、ボランティアとして参加する場としては、「サマーキャンプ」「レクリエーション会」があります。
Q3 親の交流会にはどのようなものがありますか?
A3 おやじの会」「母親懇談会」があります。会員外の方の参加も大歓迎です。
Q4 自閉症当事者本人の活動の場はありますか?
A4 やまびこ会の会員は自閉症児・者の親(保護者)ですので、本人は入会できませんが、やまびこ会が加盟している「神奈川県自閉症協会」には本人が会員となっている「本人部会」があります。「神奈川県自閉症協会」のホームページアドレスは次のとおりです。
http://kas-yamabiko.jpn.org/