相模原失語症友の会

はじめに

相模原失語症友の会(失語症)

失語症はある日突然に病気や事故によって脳にある言語中枢に傷がついて起こる言語機能障害です。
言語中枢の損傷の程度によって個人差が大きいのが特徴です。
発症された方々は、回りの方々と発症前と同じように、もっともっとおしゃべりしたい!!と思いが強く、回りの健常者を気にすることなく、おしゃべりが出来るので月1回の例会に、そういう方達の仲間が集まるのが相模原失語症友の会です。
毎月一回の例会に同じ仲間が集まり、市内大手病院の言語聴覚士の先生から、話し方のコツを教わりながら楽しくおしゃべりする会です。

1.失語症って?

失語症とは、脳卒中や脳炎などの病気、事故による脳損傷などのため大脳の言語領域が損傷され、言葉の障がいを生じることです。
言葉の障がいにより、「聞いて理解をすること」「話すこと」「読んで理解すること」「書くこと」が難しくなります。
*人によって脳の損傷部位や広さが違うので、症状は異なります。
*言葉によるコミュニケーションが難しくなります。
*記憶(過去の記憶や新しいことを記憶する力)、状況を判断する能力などは病前とあまり変りません。

2.失語症友の会って?

相模原市内の失語症者の交流と、福祉の向上を目的とした言語障害(当事者)団体です。
相模原市、相模原市社会福祉協議会、相模原市障害児者福祉団体連絡協議会、相模原ボランティア協会、市内各病院の言語聴覚士、昭和音楽大学音楽療法科の方々等々の
ご支援ご指導をいただきながら日々活動しております。

3.どんな活動をしているの?

月例会の開催、会報(たより)の発行、音楽療法を月1回、習字教室月1回、その他に、バス・ハイク、カラオケ大会、文集・作品集(さえずり)の発行を年1回、
ワイワイと行っています♪
(いつでも見学にいらして下さいね。ご希望の方は下記連絡先まで)

相模原失語症友の会

友の会の活動について

会長 隂山 誠人
〒252-0334 相模原市南区若松5-20-37
TEL: 042-741-6573
設立年月 中央の会 昭和59年5月
南の会 昭和63年8月
加盟上部団体 NPO法人日本失語症協議会
NPO法人れんきょう(相模原市障害児者福祉団体連絡協議会)
神奈川県失語症友の会連絡協議会
入会希望者 入会申込書に必要事項記入の上会長まで提出願います。
入会申込書はこちら→

相模原失語症友の会の年間定例行事

    • 南の会定例会(主に南区在住の方々を対象)
      毎月の第1火曜日 大野南公民館2階コミュニティ室 13:30~15:30
      指導担当言語聴覚士 奇数月は北里大学東病院、偶数月は東芝林間病院
    • 中央の会定例会(主に緑区、中央区在住の方々を対象)
      毎月の第3土曜日 中央公民館1階コミュニティ室  13:30~15:30
      指導担当言語聴覚士 奇数月さがみリハビリステーション病院
      偶数月相模原協同病院
    • 音楽療法
      毎月の第2火曜日 大野南公民館2階コミュニティ室 13:30~14:30
      指導担当音楽療法士 日本音楽療法学会認定音楽療法士
    • 習字教室
      毎月の第4木曜日 南保健福祉センター2階情報交換室
      13:30~15:30
      指導担当者 市内ボランティアグループ「わ」みなみの担当者

※開催日時と場所は都合によって変更することがあります。

おしらせ

イベント情報

結果報告

発行物

失語症の言語症状、よくある質問

失語症の主な言語症状と接し方

失語症の主な言語症状

接し方

◆話す時はゆっくりしゃべりましょう
◆出来るだけ「YES」「NO」で答えられるように質問しましょう
◆絵や図を使うなど工夫して伝えましょう
◆表情やジェスチャーで気持ちを伝えましょう
◆じっくり時間をかけて向き合いましょう
◆話しかけると迷惑では・・・と遠ざけず、近くに行って声をかけましょう

【FAQ】よくある質問

Q1 失語症とは何ですか?
A1 失語症とは『大脳の言語中枢が脳卒中などで傷ついたために起こる言語障害』です。言語中枢とは言葉の司令塔であり、失語症になると、『話す』、『聞く』、『書く』、『読む』、『計算する』と言う言語能力すべてに障害が起こります。右利きの人の約95%、左利きの人の約65%は左の脳に言語中枢があるため、ここに病気が起こると失語症になります。良く間違わられるショックやストレス等で言葉が出ないのは、失語症でなく心理的障害です。生まれつきの原因で起こる言葉の遅れや、発音の障害も失語症ではありません。
Q2 失語症の原因は何ですか?
A2 失語症の原因の90%は脳卒中です。脳卒中は脳血管障害とも言われ、脳内の血管が破れる『脳出血』、脳表面の血管が破れる『クモ膜下出血』、脳の血管が詰まる『脳梗塞』の3種類があります。脳出血では、出血した血液で脳細胞が圧迫されて傷つけられ、脳梗塞では詰まった血管の先に栄養や酸素が送られないために脳細胞が死んでしまい失語症が起こります。脳卒中以外の原因としては頭部の外傷、脳腫瘍及び脳炎等が挙げられます。原因は何であろうとも、失語症は、それまで支障なく言葉を使って人の言語中枢が、傷つけられて起こる障害であることに変りはありません。
Q3 失語症の症状はどのようなものですか?
A3 【聞くことの障害】耳は聞こえているのに、言葉を聞いて理解する力が低下します。物の名を聞いて指差したり、言われたことを行なうなど、簡単な聞き取りにも誤りが出ます。日常会話は、その場の状況から「はい」と答えられるため障害が目立ちませんが、話が複雑になったり、話題が急に変わったりすると難しくなります。

【話すことの障害】言いたい言葉が浮かばない(喚語困難)、思うように発音出来ない(発語失行)、言い間違いが出る(錯誤)等の症状があります。言葉が思うように出ないため、たどたどしく話すタイプと、流暢に話すけど間違いの多いタイプの失語症があります。

【読むことの障害】音読(声に出して読む)と読解(意味を読み取る)能力は別の能力です。音読出来ても意味が解らなかったり、逆に音読出来なくても意味は解ることがあります。大人の場合、仮名より漢字の方が意味をとりやすいので、平仮名だけの絵本よりも、新聞の見出しや写真入りの雑誌などの方が読むのに適しています。

【書くことの障害】話すことと同様、書くことも障害されます。仮名より漢字が書きやすく、簡単な単語や文が書けることがあります。氏名、住所、家族の名や簡単な漢字から書く練習をしていきます。文字は会話の補助にはなりますが、完全な文を書いての筆談は困難です。50音表を指差すことは、書くこと以上に難しいので使いません。

Q4 失語症と認知症はどう違いますか?
A4 失語症は言語に限られた脳の一部分の障害ですが、言葉の誤り症状があるために、脳全体の機能低下である認知症と間違えられがちです。失語症状はいわば私達が外国語の世界に置かれたようなもので、記憶や思考力はあるにもかかわらず、言語障害のために、十分に表現したり、理解したり出来ない状態です。失語症の人はその場の状況を判断する力は十分にあり、相手が誰かも分るので、話せなくても生活に適応することが出来ます。しかし、認知症状態になると、記憶をはじめ、思考、感情など知性や人格の根本が障害されて、日常生活に、常時、生活の介護が必要となります。
Q5 失語症の人は筆談や手話が出来ますか?
A5 失語症の人は話し言葉だけでなく、書き言葉も障害されます。そのため、話すことと同様に50音表を指差したり、筆談をすることも出来なくなります。漢字の単語を見せることが聞き取りの助けになったり、話せなくても文字が書ける場合もありますが、いずれも簡単な単語に限られており、正しい文章を書くことは出来ません。

失語症では身振りの記号であるジェスチャーで気持ちを伝えることも難しくなります。手話は身振りを高度にした「言葉」なので、新しく覚えて使うのは話す以上に難しいことです。手話を使う人も脳卒中などで失語症になると、手話の理解や表現が出来なくなります。

Q6 失語症の人は歌唱、絵画、囲碁、将棋、麻雀などが出来ますか?
A6 失語症の多くは、左大脳半球の損傷で起こりますが、言語以外の右半球がかかわる能力は保たれています。特に病前から楽しんでいた歌唱、絵画、囲碁、将棋、麻雀などは記憶が脳に保存されているので、言葉の障害があっても、左手であろうとも、ほとんどの人が行なえます。病後に始めた絵画、書道、写真で日々を充実させている方々もおられます。楽しんで続けられる趣味を持つことは、脳の活性化にとても役立ちます。趣味等を通じて他人と交流することは、広い意味での言葉の改善にもつながりますので、積極的に参加いたしましょう。
Q7 失語症の人と接する時の注意点は?
A7
  • 障害の程度がわからない場合は「はい・いいえ」で答えられる短い文で話かけましょう。耳が遠いわけではないので、大声を出す必要はなく、表情豊かに、はっきりと話すことが大切です。意思表示が出来れば、二者択一か、簡単な単語で答えられる質問など、相手の答えやすい質問から行ないます。
  • 言いたい言葉が出ないことや言い違いもありますが、間違いを笑ったり、しつこく訂正したりせずに、話しの流れから内容を推測します。「話しを落着いて聞いていますよ」という態度で接し、安心感を与えると、持っている能力を引き出すことが出来ます。
  • 会話する時には、紙とペンを用意して、伝わりにくい単語や重要な事を文字(漢字)で示すと理解の助けになります。発音が難しい場合、文字や絵の方が表現しやすいこともありますが、完全ではありません。言葉、文字、身振りなど、本人が望む方法に促して、伝達手段を広げることが大切です。
  • 失語症で言葉が思い通りに伝わらないだけに、表情を読んだり、相手の態度を察することは普段以上に敏感になっています。失語症があっても、話し手の声の調子、表情からおおよその雰囲気を受取ります。本人の人格を尊重し敬意をもって接することで信頼関係が出来ると、コミュニケーションが取りやすくなります。
Q8 失語症友の会とはどのようなものですか?
A8 同じ言葉の障害を持つ人々が、一人で悩まないで日々の生活の質を高めていけるよう交流するために作られた会です。単に慰め会う会でなく、前向きに趣味やリハビリや旅行など、言葉の活性化をはかることに積極的に取組んでいます。障害の重い人は家族と共に、まず家から外へ出るきっかけ作りになります。障害の軽い人は自分の能力を活用する場として活用できます。軽度の言語障害の方々と言語聴覚士が協力して会の運営にあたり、例会を開催したり、会報を発行しています。失語症の訓練を終了した人や復職した人も、心を安らげる場として参加されています。
Q9 言語聴覚士の仕事とは?
A9 言語聴覚士は国家資格です。「言葉」や「聞こえ」の問題のために意思の伝達に障害をもつ人々が、持っている能力を十分に活用できるようにお手伝いをします。具体的には言葉の検査をして障害を引き起こしている原因と症状を明らかにし、それに対して適切な訓練・指導を行ないます。成人では失語症・構音障害・嚥下障害・吃音のほかコミュニケーションに障害を持つ人々の訓練・指導・相談にあたります。小児では、言葉の発達の遅れ・発音の障害・難聴・吃音・学習障害等の障害に応じた訓練・指導および家族指導を行ないます。

相模原失語症友の会チラシ

最新の友の会チラシ【PDF】です。
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