高次脳機能障害

高 次 脳 機 能 障 害

交通事故で頭を強く打ったり、脳梗塞等で脳の血管が詰まり、酸素が十分に行き渡らなかったりすると、脳が傷つき、その損傷部位によって特定の症状が出ます。身体の麻痺や視聴覚の障害とは別に、思考・記憶・行為・言語・注意などの脳機能の一部に障害が起きた状態を高次脳機能障害といいます。
失語症(失語症のページを参照)を伴う場合があります。また、片麻痺や運動失調等の運動障害や眼や耳の損傷による感覚障害を持つ場合があります。

記憶障害

*すぐに忘れてしまったり、新しい出来事を覚えることが苦手です。
*何度も同じことを繰り返したり質問したりします。
対応・態度

  • 手がかりがあると思い出せるので、情報は紙に書いて渡してください。
  • メモを取ってもらい、双方で内容を確認してください。
  • アラームやルートマップ等を活用してください。
  • 残っている受傷前の知識や経験を活用することができます。

(過去の記憶にある自宅周辺では迷わない等)

注意障害

*集中力が続かなくなり、何かするとミスが多くなります。
*二つのことを同時にしようとすると、混乱します。
対応・態度

  • 短時間であれば集中できるので、こまめに休憩する等の配慮をしてください。
  • ひとつずつ順番にやるように配慮してください。

遂行機能障害

*自分で計画を立てて、物事を実行することが困難です。
*効率良く順序立てることが苦手です。
対応・態度

  • 手順書を作成してください。
  • 段取りを決めて目につくところに掲示してください。
  • スケジュール表を見ながら行動したり、チェックリストで確認してください。

社会的行動障害

*感情のコントロールが苦手です。
*欲求を抑えることができないです。
*やる気が起きなくなります。
対応・態度

  • 感情をコントロールできない状態にある時には、上手に話題や場所を変えてクールダウンさせてください。
  • あらかじめ行動のルールを決めてください。

病職欠如

*上記のような症状があることに気付かず、できるつもりで行動してトラブルになります。